お灸の種類

温灸・台座灸

台座灸の施術写真は市販もされているせんねん灸です。皮膚に直接もぐさが接しないのでどなたにでもできるお灸です。普段から必要だと思われる方には何個かお渡ししてご自宅でもやっていただいております。もちろん、やり方やどこのツボにやればいいのかは、ご指導させていただきますのでご安心ください。

灸頭鍼

灸頭鍼の施術打った鍼の頭にお灸をプラスした方法で、鍼刺激とお灸の温熱刺激を同時に入れることができます。当院では督脈温通法という背骨を温通させる時によく使用します。背骨の周りは凝りやすく冷えて切る場合がほとんどですのでこの療法はよく効きます。

知熱灸

知熱灸の施術艾を円錐形に成形して皮膚に直接のせて温めます。心地よい温かさを感じて頂き、熱くなる前に取り除きます。特に背中の凝りの強い部分に2,3回繰り返し行い筋肉の緊張を和らげます。東洋医学の治療方法の「瀉法」にあたります。

箱灸

箱灸で臍を温める専用の箱に艾を少し大きめ(母指頭大)に成形したものを箱の内部にある金網にのせて火をつけて温めます。当院では特にお腹を温めるの時に使用することが多いです。ほんのりと温かいやさしい熱刺激で時間をかけてお腹を温めます。冷たい物を取り過ぎたり、慢性的にお腹(お臍がまわり)が冷えている方には効果的です。ほとんどの方が寝てしまいます。

透熱灸

透熱灸の施術半米粒大(米粒の半分)程度の大きさに艾をひねって成形し皮膚に直接のせます。この方法は非常に熱が入りますので効果は絶大です。熱刺激の量は施術者が調節しますので安心してください。手指の手荒れ、虫刺され痕、などによく効きます。また、喘息に効くとされている「定喘ていぜん」というツボにこの透熱灸を行い症状改善を期待します。

棒灸

棒灸写真の通り、棒状になったお灸で燃焼部分を皮膚に近づけて患部を温めます。施術者とっては非常に使い勝手がよく、広範囲に効率的に温めることができ当院でも多用しています。慢性的に凝りの強い部分は必ずと言っていいほど冷えが強いです。東洋医学の基本ともいえる体を温める施術は非常に大切です。