五十肩の施術
突然襲ってくる肩関節の痛み、慢性的な肩こりと違ってズキッと差し込むような激しい痛みを伴って腕を自由に動かせなくなる。洋服の脱ぎ着や洗濯もの干す動作、電車のつり革につかまれないなど日常生活に支障をきたします。
このように肩関節を動かすと痛みが出る、これって五十肩ですか?実は肩の痛みにも様々な原因や傷んでいる部位できちんとした病名があるのです。中には重大な病気が隠れている場合もあるのです。
肩関節の痛みの原因は脱臼や骨折、関節の炎症、腱や靭帯の損傷・断裂、石灰の沈着、首の障害、末梢神経の障害、心疾患や内臓の病気でも起こるといわれており様々です。ラケットスポーツや投球動作などによるオーバーワークやタックルや転倒時に手をついてj上体を支える時などにも障害が起こります。また、日常生活動作だけでも肩の回旋腱板には14kg~20㎏の力が伝達されていると言われおり、高齢の方には腱板損傷が起きやすいとされています。
回旋腱板とは肩関節を支える4つの筋肉と腱の総称です。棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋の腱でで構成されており、肩関節の安定した動きに深く関与します。特に当治療院は回旋腱板の中で機能障害との関連が深いと言われている棘下筋・肩甲上神経・肩甲下神経に対しての鍼通電療法に力を入れています。また、東洋医学からのアプローチも行い全身調整を基本に行います。
ただし、鍼灸治療がすべての肩関節痛に有効でるとも言い切れません。肩板損傷が大きい場合や完全断裂、内臓からの影響が考えられる場合は医療機関の受診を勧めております。